症状を記録しよう

MGの症状

症状を記録しよう

症状を記録することで、患者さん、主治医の先生の双方が症状の変化を把握しやすくなり、適切な治療法の選択につながることが期待できます。

重症筋無力症(MG)では、日によって、また1日のなかでも
症状の程度が異なります(症状の特徴) 。
そのため、受診時の限られた時間内で主治医の先生が症状を正しく把握することは難しい場合があり、
患者さん自身で症状を記録し、主治医の先生に共有することが適切な治療につながります。

症状を記録することの
メリット

  • Merit 1

    患者さん自身が
    症状の変化に早く気がつく

  • Merit 2

    症状の悪化や
    クリーゼの予防につながる

  • Merit 3

    主治医の先生が症状を
    把握しやすくなり、
    適切な治療につながる

症状を評価するスケール

患者さん自身が症状を評価するスケールとして、MG-ADLスケール、MG QOL15r-Jなどの質問表が使用されています。受診の度に記録し、主治医の先生や看護師さん、薬剤師さんと共有しましょう。

  • MG-ADLスケール1)

    会話・呼吸などの⽇常⽣活動作に、どの程度MG の症状が影響しているかを評価する、8項⽬からなる質問表です。

  • MG QOL15r-J2)

    MG患者さんのQOL(生活の質)を評価する、15項目からなる質問表です。

文献

  • 1)Wolfe GI et al.: Neurology. 1999; 52(7): 1487-1489
  • 2)Burns TM et al.: Muscle Nerve. 2016; 54: 1015-1022

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