重篤な感染症/重篤な過敏症/膵炎

重要な安全性情報

重篤な感染症/
重篤な過敏症/膵炎

髄膜炎菌感染症と同様に、ジルビスク®による治療中に注意が必要な感染症に、淋菌感染症、肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症などがあります。
また、重篤な過敏症や膵炎への注意も必要です。

重篤な感染症:淋菌感染症

淋菌感染症は、後遺症として尿道狭窄(男性)、不妊症(女性)を引き起こすことがあるので、適切な予防・治療を行うことが大切です。

淋菌感染症の症状の例

  男性 女性
初期 排尿時の痛み 尿道から白っぽい膿が出る 子宮頚管炎 尿道炎 自覚症状はないことが多い
進行すると 前立腺炎 精巣上体炎  など 子宮内膜炎 卵管炎  など
後遺症 尿道狭窄 不妊症

のどへ感染した場合、症状を自覚できないことがほとんどです。

淋菌感染症の予防と治療方法

淋菌感染症は性感染症の1つで、主に性的接触で感染します。予防には性交時にコンドームを正しく使うことが大切です。
淋菌感染症と診断されると点滴や注射で抗菌薬が投与されますが、飲み薬を併用することもあります。まれではありますが、淋菌が全身に広がった場合には入院が必要です。
また、自覚症状がない場合でも、検査・治療はパートナーも一緒に受けてください。

重篤な感染症:肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症など

注意が必要な感染症に、肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症などがあります。

肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症などの症状の例

肺炎球菌感染症の初期には、発熱、寒気、身体のだるさなどの症状があらわれます。咳や胸の痛みを伴うことがあります。 インフルエンザ菌感染症の症状は、感染部位によって異なります。
頭痛、発熱、首を動かしにくくなる、けいれんなどさまざまな症状があらわれます。
これらの症状は髄膜炎菌感染症と区別がつかない場合もあります。

上記の感染症などを防ぐには

肺炎球菌感染症、インフルエンザ菌感染症などは、咳を介して人から人に感染します。 咳をしている人には近づかない、マスクをする、手洗い・うがいをするなどの感染症対策を行いましょう。

膵炎

急性の膵炎が起こることがあります。

膵炎の症状の例

初期は、みぞおち(上腹部)を中心とした激しい腹痛があらわれます。おなかが張る、体重が減る、のどが渇く、皮膚が黄色くなる、脂っぽい下痢が出る、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。 膵炎の兆候を確認するために、ジルビスク®による治療中には定期的に膵酵素(血清アミラーゼ値およびリパーゼ値など)を測定します。

重篤な過敏症:アナフィラキシー、血管性浮腫、じんましんなど

急性のアレルギー症状が起こることがあります。

重篤な過敏症の症状の例

身体のだるさ、皮膚症状(じんましんなど)や急にまぶたやくちびる、舌や口の中などの腫れ、息苦しさを感じることがあります。

  • これらの症状があらわれたら、直ちに主治医の先生または緊急時に受診可能な医療機関に連絡してください。

主治医の先生以外を受診する場合は、「患者安全性カード」を見せ、ジルビスク®による治療中であることを、医療スタッフに伝えてください。

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